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イーロン・マスク氏をSECが提訴 Twitter株購入に関する捜査の証言拒否で
米証券取引委員会(SEC)は、イーロン・マスク氏を連邦地裁に提訴した。同氏のTwitter(現X)の株式購入に関する捜査の証言召喚を拒否したため。
米証券取引委員会(SEC)は10月5日(現地時間)、イーロン・マスク氏を米カリフォルニア州北部地区連邦地裁に提訴したと発表した。マスク氏による2022年のTwitter(現X)の株式購入に関する捜査での召喚を拒否したため。
米国では、SECが発行した召喚状に従うことを拒否した場合、SECは召喚状執行訴訟を起こせることになっている。
この召喚状は、マスク氏の株式購入と、関連するTwitterに関する発言やSECへの提出書類が、証券法に違反したかどうに関する調査のため、9月15日にサンフランシスコに出廷するよう求めたもので、5月に発行した。
通知から4カ月あったにもかかわらず、マスク氏は「予定された証言の2日前に出廷しないと通告」した。
マスク氏は2018年にはTesla株に関する証言詐欺容疑で、2022年にはTesla株を巡るインサイダー取引の容疑で、SECに提訴されている。
本稿執筆現在、マスク氏はこの件に関して特にポストしていない。
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