ニュース
イーロン・マスク氏、Twitterに買収提案 約5兆円規模に 「Twitterには並外れた可能性がある」
EVを手かげる米Tesla CEOのイーロン・マスク氏は4月13日(現地時間)、米Twitterの全株式を取得すると同社に提案したことが明らかになった。
EVを手かげる米Tesla CEOのイーロン・マスク氏は4月13日(現地時間)、米Twitterの全株式を取得すると同社に提案したことが明らかになった。1株あたり54.2ドルを提示。マスク氏はすでに9.1%の株式を取得しており、追加取得分で約4.9兆円、既に取得した株式分を合わせると買収額は5兆円を超える計算になる。
マスク氏はTwitter株式の非公開化を訴えており、Twitter取締役会議長のブレッド・テイラー氏あてに「世界中に言論の自由を実現するプラットフォームになる可能性を信じ、Twitterに投資した。言論の自由は民主主義が機能するための社会的必要事項」「しかし、現在の形では、社会的要請に応えることも繁栄もできない」と説明。「Twitterには並外れた可能性がある。それを解き放つ」と語っている。
もし提案が受け入れられない場合、マスク氏は「株主としての立場を再考する必要がある」としている。
同氏は、4月4日に米証券取引委員会(SEC)へ提出した書類で、約9.1%のTwitter株を取得していたことが判明。Twitterはマスク氏を取締役に迎え入れようとしたが、9日朝に辞退している。同氏は、8000万以上のフォロワー数を抱えており、熱心なTwiterユーザーとしても知られている。報告書の提出前後では、Twitterの方向性や新機能に関して複数回にわたってツイートしていた。
関連記事
- イーロン・マスク氏、Twitterの株式9.2%を買収
イーロン・マスク氏がTwitterの株式の9.2%を買収した。メディアによると、これで同氏はTwitterの筆頭株主になるという。マスク氏は3月、「Twitterは言論の自由を守っていると思うか?」などのアンケートをツイートしていた。 - 「編集ボタンは必要?」Twitter筆頭株主、イーロン・マスク氏がアンケート
米Twitterの筆頭株主であるイーロン・マスク氏が、自身のTwitterで「編集ボダンは必要?」と問うアンケートを投稿した。 - Twitter、筆頭株主のイーロン・マスク氏を取締役に
Twitterの株式を大量に買収し、筆頭株主になったイーロン・マスク氏がTwitterの取締役に就任した。TwitterのアグラワルCEOは「マスク氏は取締役会に大きな価値をもたらす」とツイートした。 - 「Twitterは死にかけ?」「Blueに認証バッジを」──イーロン・マスク氏が週末にツイート連投【訂正あり】
Twitter株の9.2%を購入したイーロン・マスク氏が、Twitter改革に関連するツイートを連投した。サブスク版「Twitter Blue」に認証バッジを追加するべき、などだ。 - イーロン・マスク氏、Twitterの取締役を辞退 同社CEOが明かす
Twitterの筆頭株主となったイーロン・マスク氏は同社の取締役にならないと決断したと、米TwitterでCEOを務めるパラグ・アグラワル氏が明かした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.