伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は10月13日、コミュニケーションAI「りんな」を提供するrinnaと協業すると発表した。rinnaが開発した日本語特化の大規模言語モデル(LLM)や周辺技術をベースに、共同で各企業の専用生成AIのサービス開発に着手する。
rinnaではこれまで、日本語に特化した13億パラメータの生成AIを開発し、5月には36 億パラメータのLLMをオープンソースで公開していた。CTCでは8月から、企業向け生成AIの環境構築支援サービス「AOAI 環境構築サービス」を提供している。
CTCは「rinnaのLLMと組み合わせることで、より企業ごとのドメインや業務に適した形で生成AIを活用できる」と説明。rinnaのLLMは日本語環境での活用に適している他、オンプレミスで構築可能なため、セキュリティ面で安全な環境を構築できると利点を挙げている。
CTCでは現在、GPTのエンジンや検索ツール、システム連携ツールなどを提供しているが、今後はラインアップをさらに拡充しビジネス規模の拡大を図る。
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