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シャープ、フクロウの省エネ飛行を手本にした「ヒーリングファン」開発中 CEATECで参考展示
シャープは16日、人が心地よく感じる風を生み出す“ヒーリングファン”の試作機を「CEATEC JAPAN 2023」で参考展示すると発表した。
シャープは10月16日、人が心地よく感じる風を生み出す“ヒーリングファン”の試作機を「CEATEC JAPAN 2023」(10月17〜20日、幕張メッセ)で参考展示すると発表した。試作機は羽根を広げたフクロウのような形状で、羽ばたくことで風を作り出す。
シャープ独自のネイチャーテクノロジー(生物模倣技術)を生かした新しい扇風機。今回はフクロウの省エネ飛行に着目し、羽根の骨格構造、しなり、羽ばたきの原理、メカニズムを手本にした。
一般的に扇風機は均一で人工的な風だが、はねやすめでは不均一でゆらぎのある風が生まれる。それは「人が心地よく感じる風」だという。
シャープのネイチャーテクノロジーは、自然界に生息する生き物が持つ能力や仕組みを参考にして新たな技術開発につなげるアプローチ。2008年以降、アホウドリの羽根を模した高効率なプロペラファン、蛾の目の構造を取り入れた液晶テレビの表面処理(モスアイ)など、これまでに23品目の性能改善に役立ててきた。
今後は生物の形状のみならず、“動き”に着目した製品の開発に挑戦し、はねやすめを皮切りに「ネイチャープロダクト」の創出に挑む。
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