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岡山県「過去に使ったドメインを第三者に再取得された」 管理者にリンク削除を要請
岡山県は、過去に使っていた5つのドメインが、オークションなどを通じて第三者に再取得されたと公表した。
岡山県は10月17日、県が過去に使っていた5つのドメインが、オークションなどを通じて第三者に再取得されたと公表した。各ドメインを使ったサイトについて「県とは無関係」と注意を呼び掛けている。
各ドメインにリンクを張っている管理者に対して、Webサイトへのリンクの削除を依頼しているという。また、庁内へドメイン管理の注意点を周知徹底したとしている。
再取得されたのは、「みんなで晴れの国 コロナ情報サイト」(fight-okayama.jp)、「もんげー部」(8092fun.jp)、「岡山県飲食店感染防止対策第三者認証事業」(okayama-ninsho.jp)、「おかやまプレミアム付食事券発行事業」(okayama-eat.com)の4ドメイン。また、「留学促進バーチャルフェア OKAYAMA2021」(ryugaku-sokushin.jp)のドメインは現在、オークションサイトで入札が受け付けられている。
再取得されたドメインのURLを編集部で確認したところ、それぞれ、岡山県と無関係なリンク集などが掲載されていた。「https://fight-okayama.jp/」は、「感染症情報info」という名称のサイトになり、「精子が黄色い原因はなに?放置しても大丈夫なのかを解説!」といったタイトルの記事や、性病検査キットの宣伝が掲載されていた。
【訂正:2023年10月19日午後3時 見出しに誤解を招く表記があったため修正しました】
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