Amazon、WebとiOSで「パスキー(passkey)」サポート Androidも間もなく
Amazonは、WebとiOSのショッピングアプリで「パスキー(passkey)」でのログインを可能にした。Android版でも間もなく対応する計画だ。
米Amazonは10月23日(現地時間)、WebとiOSのショッピングアプリで、パスワード不要のサインイン機能「パスキー(passkey)」でのログインを可能にしたと発表した。現在展開中で、Androidでも「間もなく」対応するとしている。
アカウントで設定すれば(方法は後述)、Windows HelloやiPhoneの指紋/顔認証やPINでAmazonにログインできるようになる。
パスキーは、昨年5月にApple、Google、Microsoftが発表したFIDO Allianceの「マルチデバイス対応FIDO認証資格情報」の通称。業界標準のAPIとプロトコルに基づく公開鍵暗号化を使い、面倒なログイン名とパスワードの入力を省いて安全にログインできるようにする機能だ。
Amazonでパスキーを設定するには、[アカウント&リスト]→[ログインとセキュリティ]を選択し、新たに追加された「パスキー」の「セットアップ」を選択し、指示に従って操作する。
本稿執筆現在、Windows 11上のFirefoxで自分のAmazonアカウントの[ログインとセキュリティ]ページを開いてみたが、まだ「パスキー」項目は追加されていなかった。設定すればWindows Helloでのログインが可能になる見込みだ。
iPhoneでは、[ログインとセキュリティ]で「Face IDでのアクセスを許可しますか?」と表示され、OKするとFace IDでのログインが可能になった。
9月にはパスワード管理ツールの定番「1Password」がパスキーに対応し、10月にはGoogleがパスキーを個人ユーザーのデフォルトに設定すると発表した。
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