巨大ロボットからジェット機まで もはやクルマだけじゃない「ジャパン モビリティショー」
かつての「東京モーターショー」が、装いも新たに「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」として開幕した。確かにクルマの枠には到底収まらない展示も目立つ。
2019年まで「東京モーターショー」を名乗っていた日本自動車工業会(JAMA)主催のイベントが、コロナ禍の中断を経て「JAPAN MOBILITY SHOW 2023」として開幕した(一般公開日は28日〜11月5日)。会場の東京ビッグサイトには、クルマの枠には到底収まらない展示が目立つ。
JAMAは、22年11月にモビリティショーの開催概要を発表した際、自動車業界のみならず、他産業やスタートアップの参画も募り、「100万人が来場する国民的イベントを目指す」という構想をぶち上げた。現在のところ、それは功を奏し、参加企業/団体の数は2019年の192社に対し、今回は475社と2.5倍に迫る勢いだ。
東京ビッグサイトの展示棟のうち、東展示棟は従来のモーターショーのイメージを色濃く残す。トヨタや日産、ホンダといった自動車メーカーが軒を連ね、EVを中心とするコンセプトカーを多数並べた。
一方、ソニーグループとホンダの新会社、ソニー・ホンダモビリティが1月のCESで発表したプロトタイプEV「AFEELA」を日本初公開したり、EV生産世界ナンバーワンの中国BYDの日本法人がブースを構えたりと新顔も見られる。
西展示棟は主催社プログラムの「Tokyo Future Tour」が中心。未来の東京をテーマにロボットやドローンなどを扱う140社が出展している。また南展示棟には巨大ロボット「アーカックス」を展示したツバメインダストリ(東京都江戸川区)や、「トミカ」のタカラトミー、日本スーパーカー協会など、子どもにも喜ばれそうなブースも並んでいる。
JAPAN MOBILITY SHOW 2023の一般公開は10月28日から11月5日まで。2019年に開催した最後の東京モーターショーには130万人が来場したが、様々な要素を加えたモビリティショーはそれを超えられるだろうか。
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