5G SAにミリ波とてんこ盛り NETGEARからハイスペモバイルルーター登場、屋外での“8K配信”も可能
ネットギアジャパンから、5G SA/ミリ波/Sub6対応のハイエンドモバイルルーター「M6 Pro MR6550」が登場した。合計最大8Gbpsの5G接続ができ、USB Type-Cや有線LANポートを内蔵。4K/8K対応のPTZカメラを接続して屋外での配信にも使える。
ネットギアジャパンは10月27日、5G SA/ミリ波/Sub6対応のハイエンドモバイルルーター「M6 Pro MR6550」を発表した。同社として4年ぶりのSIMフリーモバイルルーターで、合計最大8Gbpsの5G接続が可能という。価格は17万5000円。
Wi-Fi 6Eに対応しており、5GHz/6GHzで2900Mbps、2.4GHzで700Mbpsの高速通信が可能。最大32台のデバイスと同時接続できる。同社によると、5G SA、ミリ波、Sub6、Wi-Fi 6Eを網羅したモバイルルーターは日本市場で初という。
また、2.5Gbps対応の有線LANポートも内蔵しており、PCやゲーム機の他、4K/8K対応のPTZカメラ(ネットワークカメラ)とも接続でき、オフィスや工場だけでなく、スタジアムや屋外のイベント会場といった場所でも活用できるとしている。USB Type-Cポートは5Gbpsの通信に対応する。
バッテリーは取外し可能な5040mAhの大容量タイプ。最大13時間の稼働が可能という。また、バッテリーを外した状態で付属のケーブル/アダプターを接続すると、最大パフォーマンスを発揮する「ホームルーターモード」も設定可能だ。
サイズは105×105×21.5mmで、重さは256g。本体には2.8インチのタッチスクリーンを内蔵し、SIMスロットはnanoSIMタイプ。対応バンドは5G Sub 6 SA/NSAで、n2/n5/n7/n12/n14/n25/n29/n30/n38/n41/n48/n66/n71/n77/n78/n79。5Gミリ波でN257(日本)、N258(アジア太平洋)。
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