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“研究者向けペン”コクヨから 実験容器へのメモに特化 アルコールで消えにくいインク採用
コクヨが、理化学系の研究者向け筆記具「リサーチラボペン」を発表した。実験・研究用容器に手書きで情報を書き込む用途を想定し、アルコールで消えず、水に混ざりにくいインクを採用。薬品を扱う場面などでも使いやすくしたという。11月15日に396円で発売する。
コクヨは11月7日、理化学系の研究者向け筆記具「リサーチラボペン」を発表した。実験・研究用容器に手書きで情報を書き込む用途を想定し、アルコールで消えず、水に混ざりにくいインクを採用。薬品を扱う場面などでも使いやすくしたという。15日に396円で発売する。
カラーは赤と黒の2色。通常のマーカーペンと比べてアルコールで消えにくい他、結露・凍結した容器にも書きやすい点が特徴という。ペン先には通常より固めの素材を採用し、細くとがった形にすることで、小さな研究用具にも書き込みやすくした。
コクヨはリサーチラボペンを開発した経緯について「理化学系の研究所では、マーカーペンを用いて実験・研究用容器に手書きで情報を書き込む場面が多い。一方で『アルコールなどの薬品により、容器に書いた文字が消えてしまう』『狭いスペースにも情報を書き込みたい』『結露した面や凍結した面に文字を書き込みたいが、にじんでしまう』といったニーズがあった」と説明している。
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