日本科学未来館(東京都江東区)は11月9日、オリジナルのパートナーロボット「ケパラン」を発表した。22日に公開する新しい常設展示「ハロー!ロボット」で展示する。
全身に約30個のモーターを搭載した全高695mmのロボット。外付けのカメラシステムを使い、人や物を認識してコミュニケーションをとる。目はディスプレイになっていて多彩な表現が可能だ。
トヨタ自動車の未来創生センターが開発するマスコットロボット技術をベースに、来館者とのコミュニケーションに関する初期動作や外観デザインを新たに開発した。名前は、幸せを運ぶといわれる「ケサランパサラン」に由来する。
公開時は「生まれたばかり」という設定で、自律的に姿勢制御をしながら、設置されているメッセージボードなどのアイテムを見て喜んだり、嫌がったりと反応するという。今後は、来館者の意見などを参考にして新たな動作や感情表現を加えていく。
ハロー!ロボットは、最新のロボティクス研究を紹介などを通じ、来場者にその可能性を感じてもらうことを目指す常設展示。日本科学未来館は、ケパランとの触れあいが「人とロボットとの関係性を“自分ごと”として考えるきっかけになれば」としている。
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