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「のりプロ」のVTuber4人が卒業へ 1月からは“転生せず”個人勢に
VTuber事務所「のりプロ」は、所属VTuber「白雪みしろ」さん、「愛宮みるく」さん、「姫咲ゆずる」さん、「猫瀬乃しん」さんが12月31日で同事務所での活動を終了すると発表した。2024年1月以降は、それぞれ個人で活動を行うという。
バーチャルYouTuber(VTuber)事務所「のりプロ」は11月20日、所属VTuber「白雪みしろ」さん、「愛宮みるく」さん、「姫咲ゆずる」さん、「猫瀬乃しん」さんが12月31日の契約満了をもって、同事務所での活動を終了すると発表した。2024年1月以降は、それぞれ個人で活動を行うという。
現在発売中の4人のグッズやボイスは、12月末をもって販売終了する。4人の活動終了の理由は明かしてないが、各VTuberは事務所退所について説明する生配信を行う予定。
のりプロは、漫画家の佃煮のりおさんがプロデュースするVTuber事務所で19年11月に設立。20日時点で8人のVTuberが配信活動を行っている。
多くのVTuberは、そのアバターを作った「VTuberのママ」(クリエイター)と、それを使って配信する「VTuberの中の人」(演者)がそれぞれ存在する。VTuber事務所の場合、企業側がアバターをデザインし、中の人を募集することが多い。そのためアバターの著作権が企業側に帰属し、タレントが脱退や移籍する場合、活動終了するか、別デザインのキャラクターとしてVTuber活動を続ける(通称“転生“という)こともある。
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