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「SNSでタレントの個人情報の売買止めて」──旧ジャニーズ事務所が注意喚起 法的措置も視野に
SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は、所属タレントの個人情報をSNS上で売買する行為について注意喚起を行った。タレントの個人情報や盗撮写真の売買を目的とするSNSの投稿を確認しているという。
SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)は11月24日、所属タレントの個人情報をSNS上で売買する行為について注意喚起を行った。タレントの個人情報や盗撮写真の売買を目的としたSNSを確認しているという。同社は「警察機関にも相談の上、アカウント投稿者の特定を進め、法的措置も視野に入れる」と表明している。
X(元Twitter)上では22日ごろ「同社所属タレントの個人情報の売買を募る投稿がある」とする指摘が話題に。実際、X上ではタレントの実家の住所や、利用している鉄道路線、プライベートの写真などを売買していると思しき投稿が多数見られる。投稿内容には独自の隠語が使われており、DMや外部サービス上で売買を持ちかけているという。
SMILE-UP.はこのような行為について「プライバシー権、肖像権、パブリシティー権を著しく侵害する行為」と強く非難。販売者だけでなく、購入者も法律などに違反する可能性があると続け「このような行為は直ちに止めていただきたい」としている。
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