初心者におすすめしたいデジタル一眼5選：荻窪圭のデジカメレビュープラス（4/5 ページ）

今回は年末特別企画的に、ボーナスで買う（というテイの）デジタル一眼レビュー向けミラーレス一眼「5選」といってみたい。「初心者向け」「エントリー向け」というジャンルにとらわれず、こういう人にはこれをおすすめしたいなあ、という視点で幅広く選んでみた。

[荻窪圭，ITmedia]

4：本格的に作品を撮りたいなら「EOS R6 Mark II」

キヤノン「EOS R6 Mark II」。性能、使い勝手、拡張性などバランスが取れたおすすめしやすいフルサイズミラーレス一眼だ

　デジタル一眼デビューするならはじめからフルサイズセンサーがいい。それでいて長く使える高性能なモデルがいい。エントリーモデルは不要。

　そういう人に……ハイエンドとかエントリーとか、あれしたいとかこれしたいとか、そういう条件を抜きにして、今一番おすすめできる汎用性が高いデジタル一眼はどれかといわれたら、キヤノンのEOS R6 Mark IIと答えると思う。

　優秀な被写体検出AF、電子シャッター時の最高約40コマ／秒の連写速度、強力なボディ内手ブレ補正、防塵防滴、本格的な映像作品も作れる動画性能、デュアルスロット搭載などなど、高性能でありながら重すぎず軽すぎず、操作性もよしというなかなか優れたモデルなのだ。

EOSらしいボタンやダイヤルのレイアウトに押しやすいスティックと本格的な使用にもOkなボディ

紅葉とともに

　レンズも廉価で軽いユニークなものから、高性能なLレンズまで幅広く揃ってきてるのも良い点だ。

RF 100-400mm F5.6-8。多少暗くても小型軽量を重視した望遠ズームも揃ってるのは強み。鳥も撮れる

　写真をはじめたらハマりそうなタイプと自覚しているなら、ハマっても長く使える製品がいいわけで、EOS R6 Mark IIはどのジャンルにはまってもOkなカメラだと思う。