初心者におすすめしたいデジタル一眼5選:荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/5 ページ)
今回は年末特別企画的に、ボーナスで買う(というテイの)デジタル一眼レビュー向けミラーレス一眼「5選」といってみたい。「初心者向け」「エントリー向け」というジャンルにとらわれず、こういう人にはこれをおすすめしたいなあ、という視点で幅広く選んでみた。
5:コンパクトで携帯性重視のフルサイズなら「α7C II」
フルサイズセンサー機がいいけどできれば気軽に持ち出せるコンパクトなカメラがいい、となるとソニーの「α7C II」がいい。
上面がフラットでコンパクトなボディながら、ちゃんとファインダーは付いてるし、ボディ内手ブレ補正も約7段に強化されてるし、グリップもしっかりしてるし、操作系も前モデルに比べると格段に進化している。
しかもα7シリーズの操作系にVLOGCAMで採用した分かりやすい操作が合体して、静止画も動画も使えるカメラに進化した。
最近紹介したばかりなので詳細はそちらを見ていただくとして、機動力重視でフルサイズセンサー機を選ぶならこれ一択だ。
と個人的なおすすめを5機種ピックアップしてみた。
今回、ボーナスで買おう的なテーマにしたため、入れられなかった機種があるのがすごく残念。小型軽量で動画も静止画も撮れる富士フイルムの「X-S20」と、独立した各種ダイヤルで露出のコントロールが直感的で関係を学びやすい「X-T5」だ。どちらも品不足であり、11月末現在で同社のオンラインショッピングサイト「フジフィルムモール」で注文の受付を一時中止していた。
さすがに、今買えないモデルを入れるのはためらわれるよね、ということで外したけどどちらも魅力だ。
カメラはハマってしまうと、いろんなところに撮影に行きたくなったり、いろんなものを撮りたくなったり、いろんなレンズで表現の幅を拡げてみたりしたくなり、何かと金がかかったりするわけで、記録メディアとかバッグとかさらには写真用にストレージを増設したりとかもあるわけで、できればちょっと予算に余裕を持って購入し、その先に枝を伸ばせるようにしておくのがいい。
同じ場所で撮っても人によって視えているものが全然違うのが写真の面白さで、そこに自分なりの表現を見つけたらそれを写真で表すためにどんどんハマっていくのだ。
あまりハマらず、本体とズームレンズがあれば十分、となったら余った予算で美味しいものを食べたり温泉へ行ったりすればいいのである。
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