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大井競馬場、「PayPay」で馬券購入が可能に きょうから SNSは賛否両論で“ざわ…ざわ…”
競馬事業を手掛ける東京都競馬は、大井競馬場の現金投票端末に「PayPay」のQRコード決済を導入した。勝馬投票券(馬券)の購入に利用できる。
競馬事業を手掛ける東京都競馬(東京都大田区)は12月4日、大井競馬場の現金投票端末に「PayPay」のQRコード決済を導入した。勝馬投票券(馬券)の購入に利用できる。現金投票端末で、QRコード決済を導入するのは公営競技で初という。
対応端末は「L-WING1階パドック側」(101B投票所)の投票端末で全18台。クレジットカード払いでは購入できない他、PayPayカードやクレジット(旧あと払い)、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いでチャージした残高である「PayPayマネーライト」での支払いもできない。馬券が的中した場合、現金での払い戻しとなる。
大井競馬場ではこれまで、馬券は現金のみで可能だった。東京都競馬は「キャッシュレス決済の普及状況を踏まえお客さまの利便性向上を図るため、QRコード決済市場における決済取扱高・決済回数シェア1位『PayPay』でのキャッシュレス決済を導入する」と説明。「現金を持ち運ばずとも、スマートフォンで手軽に勝馬投票券を購入できるようになる」とアピールしている。
X(旧Twitter)ユーザーからは「時代の流れとして自然なこと」「キャッシュレス主義者なので、これは朗報」と肯定意見を挙げる人がいる一方で「依存症にとって悪いニュース」「良くも悪くもデジタル化の闇」などの否定的な意見も。公営競技での初めてのPayPay導入とあって、SNS上ではざわつきが見られる。
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