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マスクCTO、アレック・ジョーンズ氏のアカウント凍結を解除
Xのイーロン・マスクCEOは、2018年に永久凍結された極右陰謀論者アレックス・ジョーンズ氏のアカウントの凍結を解除した。ジョーンズ氏は再び活発にポストしている。
米Xのオーナー、イーロン・マスクCTO(最高技術責任者)は12月9日土曜日の夜(現地時間)、2018年に永久凍結された極右陰謀論者アレックス・ジョーンズ氏のアカウントの凍結を解除するとポストした。
マスク氏は同日朝、昨年12月に行った大量恩赦と同様に、まず「Vox Populi, Vox Dei(ラテン語で「民の声は神の声」という意味)」としてジョーンズ氏の凍結を解除すべきかどうかのアンケートをポストし、数時間後に7割以上(参加者は200万人弱)が賛成したことを受けて解除するとポストした。
ジョーンズ氏は、自身のメディア「Infowars」で2012年のサンディフック校の銃乱射事件はデマだったという陰謀論を広めたことで知られる。
マスク氏は昨年11月、イェのアカウントの凍結を解除した際、ジョーンズ氏の凍結は解除しないとしていた。
凍結解除発表の数時間後、ジョーンズ氏はXでのポストを再開し、破産申告していたメディアInfowarsも復活させたことをポストした。また、マスク氏へのインタビュー番組を公開した。
マスク氏は11月、反ユダヤ主義のポストを支持したとして物議を醸した。また、Xではヘイトポストに広告が表示されるという報告を受け、米IBMや米Walt Disneyなどが広告を引き上げている。
米国はまだ日曜日の本稿執筆現在、Xのリンダ・ヤッカリーノCEOはこの件についてはポストしていない。
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