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TwitterのマスクCEO、トランプ前大統領のアカウントの凍結解除 1500万人参加の投票結果を受け
TwitterのマスクCEOは、トランプ前大統領のアカウントの凍結を解除した。ユーザー対象の投票結果を受けての決定だ。投票には1500万アカウントが参加し、51.8%が凍結解除を支持した。
米Twitterのイーロン・マスクCEOは11月20日午前10時数分前(現地時間)、「人々は声を上げた。トランプ氏の凍結は解除する。Vox Populi, Vox Dei(ラテン語で「民の声は神の声」という意味)とツイートした。
同氏は24時間前、「トランプ前大統領の凍結を解除するか」という投票ツイートを投稿した。その結果、1500万以上の投票があり、最終結果は凍結解除への賛成が51.8%だった。
マスク氏は18日、複数の永久凍結アカウントの凍結を解除した。その際、「トランプ(前米大統領のドナルド・トランプ氏)についての決定はまだだ」とツイートした。
投票の最中、botによる投票を懸念する声に対し、同氏は「botによる攻撃はすごい」とツイートし、(今回のbotによる投票は)「投票ツール改善のためのいくつかの興味深い教訓を得た」とツイートした。
マスク氏のツイートの数分後、トランプ氏のアカウントは復活した。
トランプ氏は本稿執筆現在、まだツイートしていない。同氏はかつて、Twitterが凍結解除しても戻らないと語っている。同氏は現在独自のSNS「Truth Social」で発言している。
【更新履歴:2022年11月20日午前11時50分 投票数を1桁間違えました。お詫びして訂正します。】
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