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“ゲームの祭典”「E3」、28年の歴史に幕

かつては業界最大のゲームの祭典だった「E3」を終了すると、運営団体であるESAが発表した。2020年に新型コロナの影響で開催を中止して以来、リアルな会場での開催はしていなかった。

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 ゲーム関連の年次大規模カンファレンス「E3」の運営団体である米非営利団体ESA(Entertainment Software Association)は12月12日(現地時間)、1995年から開催してきたE3を終了するとXで発表した。


 「毎回前年より規模が大きくなっていた、20年以上開催されてきたE3に、別れを告げるときがきました。思い出をありがとう」という。ESAのWebサイトもこのメッセージしか表示されないようになっている。

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ESAのWebサイト

 2020年に開催予定だったE3は新型コロナウイルスの影響で中止になり、それ以降は対面式のE3が開催されることはなかった。

 かつては主要ゲーム企業が競って発表する場だったE3だが、米Microsoftやソニー、任天堂などのゲームを手掛ける大手企業は次第にE3に参加しなくなり、独自のイベントを開催するようになっていた。

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E3 2014のステージでXbox One向け新作ゲームを披露するフィル・スペンサー氏

 ESA代表のスタンリー・ピエール=ルイ氏は米Washington Postに対し、「これほど愛されてきたイベントを終了するのは難しいことだが、業界がファンやパートナーにリーチする新たな機会を選ぶのであれば、それは正しいことだ」と語った。

 ESAは3月、2019年以来初のリアルイベントになる予定だった「E3 2023」の開催中止を発表していた。

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