速報
業務停止中のロボタクシーCruise、大規模リストラ
人身事故発生後、無人タクシー業務を一時停止しているGM傘下のCruiseが、従業員の24%に影響するリストラを発表した。CEOは11月に辞任している。
米General Motors(GM)傘下の自動運転システム企業Cruiseは12月14日(現地時間)、従業員の24%に影響を与える人員削減を実施していると発表した。
社長兼CTO(最高技術責任者)のモー・エルシェナウィ氏は従業員宛の書簡で「この日が来ることは分かっていたが、それで影響を受ける人の困難が軽減されるわけではない」と語った。
同社の自動運転タクシーが10月2日にサンフランシスコの路上で他の車にはねられた歩行者を引きずった事故を受け、11月から全車両をリコールし、無人タクシー業務を一時停止している。
また、11月には共同創業者のカイル・フォークトCEOが辞任した。
関連記事
- 自動運転タクシーのCruise、“女性下敷き事故”を受け全車両をリコール
GM傘下の自動運転システム企業Cruiseは、10月初旬の人身事故を受け、ソフトウェアアップデートのため950台の全車両のリコールを実施した。 - 自動運転タクシーは安全か? 米国では“女性が車の下敷き”など事故相次ぐ 一部事業者は営業停止に
米カリフォルニア州やテキサス州で自動運転タクシーのサービスを展開していた米Cruiseが、相次ぐ事故を受けて営業を停止した。米国では、公道を走る自動運転車が予想外のトラブルなども発生し、安全性や実用性を巡る論議が続いている。 - 日本に「自動運転タクシー」到来へ ホンダ、2026年初頭に東京でスタート
ホンダと米GM、GM傘下のクルーズが、日本での自動運転タクシーの提供を目的とした合弁会社を設立する。2026年初頭に東京都心でのサービス提供開始を目指す。 - GM、自動運転システムのCruiseを買収
General Motors(GM)が、自動運転システムを手掛ける新興企業Cruise Automationを買収する。GMは1月には自動運転車の統合的ネットワークの構築を目的に、配車サービスのLyftと戦略的提携を結んでいる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.