Bluesky、ロゴを“変容の象徴”である蝶にし、ログインせずにWebで閲覧可能に
分散型SNSサービス「Bluesky」のロゴが蝶に変わり、ログインしなくてもWebブラウザで投稿を表示できるようになった。グレイバーCEOは、蝶は「変化と変容の象徴」だと語った。
米Blueskyは12月21日(現地時間)、分散型SNSサービス「Bluesky」のロゴ変更と、ログインしなくてもWebブラウザで投稿を閲覧できるようにしたことを発表した。ロゴは既に青地に白い蝶のデザインになっている。
ジェイ・グレイバーCEOは公式ブログで、新しいロゴとして蝶を選んだのは「変化と変容の象徴だから」だと説明した。また、ユーザーが早い段階からBlueskyのハンドルとして蝶の絵文字を使っていたことも理由の1つという。
Blueskyは2019年、当時TwitterのCEOだったジャック・ドーシー氏が立ち上げた独立組織として始まった。ソーシャルメディア向けのオープンで分散型のプロトコルを開発することを目的としていた。
このプロトコルは「AT Protocol」となり、ドーシー氏は将来的にはTwitterをこのプロトコルベースの分散型SNSにしたいと考えていたが、2021年にTwitterのCEOと会長を辞任し、現在はBlueskyなどの取締役を務めている。Blueskyは2021年に公益法人として独立した。
Blueskyを利用するには現在も招待コードが必要だが、「蛹から羽化した蝶のように、私たちは心を開き始めて」おり、同日からログインしなくてもBlueskyの投稿をWebブラウザで閲覧できるようにした。
AT Protocolは、MastodonやThreadsなどがサポートするActivityPubと似た分散型SNS向けのプロトコル。同じプロトコルをサポートする他のSNSのユーザーと交流できる。また、Blueskyのユーザーは、自分の投稿やフォロワーを同じプロトコルをサポートするSNSに移動することもできる。
Blueskyは11月、ユーザー数が200万人を超えたと発表している。
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