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ジャック・ドーシー氏、分散型SNSを標準化する組織「Bluesky」始動
TwitterとSquareのCEO、ジャック・ドーシー氏は、SNS向け分散型標準開発組織Blueskyにリーダーを迎えたと発表。プロトコル開発者などを求人中だ。
米Twitterおよび米SquareのCEO、ジャック・ドーシー氏は8月16日(現地時間)、2019年に立ち上げた独立組織「Bluesky」の初代リーダーにジェイ・グレイバー氏を迎えたと発表した。
Blueskyは、ソーシャルメディア向けのオープンな分散型技術の標準を開発するための組織。ドーシー氏は立ち上げ当時、将来的にはTwitterもこの標準のクライアントになり、プラットフォームを再構築するつもりだと語った。
ブレイバー氏は暗号通貨関連企業でソフトウェアエンジニアとして働いた後、2019年にソーシャルイベントサービス企業Happeningを立ち上げた。同氏は既にBlueskyに関わっており、同組織が1月に公開した報告書(リンク先はPDF)の著者としてクレジットされている。
ブレイバー氏は自身のTwitterアカウントで、「この取り組みで、Twitterやその他の企業と密に連携することが楽しみだ。こうしたプロジェクトはすぐに実現することではないが、今後も進捗状況を共有していく」と語った。「blue sky」には「かなえられない」「非現実的な」という意味がある。
BlueskyはWebサイトでプロトコル開発者とWeb開発者を求人している。また、関心のある人にDiscordのコミュニティへの参加を呼び掛けた。
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