タクシーアプリ「GO」を運営するGOは1月9日、アプリ配車専用車「GO Reserve」と、パートタイム乗務員「GO Crew」の取り組みを、東京・神奈川・大阪・名古屋に拡大すると発表した。「業界の乗務員不足解消を目指す」としている。
GO Reserveは、流し営業は行わず「GO」アプリによる注文のみを受け付ける(区分は「その他ハイヤー」)。GO Crewは、タクシー運転が可能な二種運転免許を持ち、接客・サービスや地理、保安などの研修を行った上で、「お客様探索ナビ」に従い注文の可能性が高いルートを走行しながら営業する。
2023年3月に、日本交通子会社の営業所・江東区枝川でスタート。GO Reserve 30台・GO Crew 50人以上の体制で展開してきた。GO Crewは20代〜70代、学業との両立、本業とのダブルワークなど男女さまざまな人が働いているという。
24年1月からは、東京・神奈川・大阪・名古屋の各地のタクシー事業者とともに、合計約70台で展開していく計画だ。
23年10月には求人サイト「GOジョブ」をオープン。全国のタクシー事業者に人材紹介しており、アプリドライバーと正社員合わせて毎月100人近くの採用支援を行っているという。同社は「GO Reserve、GO Crewとの両輪で、業界の乗務員不足解消と供給力向上をさらに加速させる」としている。
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