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バイトル、「闇バイトチェックAI」開発 サイト内に相談窓口も

「バイトル」などの求人情報サイトを運営するディップは10日、生成AIを活用した闇バイト検知ツール「闇バイトチェックAI」を発表した。

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「バイトル」などの求人情報サイトを運営するディップ(東京都港区)は1月10日、生成AIを活用した闇バイト検知ツール「闇バイトチェックAI」を発表した。社内ツールとして活用し、審査の効率化につなげる。


「闇バイトチェックAI」のイメージ

 SNSやネット掲示板で公開されている事例データを用いた少量データ学習(少ないデータを効率的に活用する機械学習)により、求人情報から闇バイトの特徴を検知する。従来の目視審査に比べ、80%程度の時間削減を見込んでいるという。

 ただし、目視審査やAIによる検知では、仕事の内容を明らかにせずに高額な報酬の支払いを示唆するなど、文章に特徴が現れる求人情報の検出に限られる。このためディップでは、求人サイト上に「闇バイト相談窓口」を1月中に設置。ユーザーからの申告を受け付ける。不審な求人情報については、営業担当を通じ、掲載企業へ確認する方針だ。

 特殊詐欺の“受け子”など犯罪の実行役を募集する闇バイトは近年、社会問題になっている。警察庁の統計よると、2022年の特殊詐欺の認知件数は1万7570件で前年より21.2%の増加。少年の検挙人数は473人で、7割以上となる349人が受け子だった。


「闇バイトチェックAI」の画面イメージ

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