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Apple、アル・ゴア取締役の退任とワンダ・オースティン氏の就任を発表
Appleは、元副大統領アル・ゴア氏(75)の取締役会退任と、新取締役としてアフリカ系女性のワンダ・オースティン博士(69)を迎えることを発表した。同社には75歳で取締役に立候補できないという方針がある。
米Appleは1月11日(現地時間)、取締役のアル・ゴア氏(75)とジェームズ・ベル氏(75)の退任と、新取締役としてワンダ・オースティン博士(69)を迎えることを発表した。
2人の退任は、取締役は75歳に達すると再選に立候補できないという長年の方針に基づくもの。米副大統領経験者のゴア氏は2003年から、米BoeingでCTO、社長、CEOなどを歴任したベル氏は2015年から取締役を務めてきた。
新取締役のオースティン氏は米Aerospace Corporationの元社長兼CEO。Appleは同氏を、米国の宇宙計画を支援することに専念する組織を率いた、この職に就いた初のアフリカ系女性だと紹介している。
オースティン氏はAerospaceの他、南カリフォルニア大学の暫定学長を務め、現在は米Amgenと米Chevronの取締役も務めている。また、2023年まで米Virgin Galacticの取締役も務めた。
今回の再編で、Appleの取締役会は8人になる。そのうち半数が女性になる。
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