ニュース
島根県が使ったドメイン、第三者が再取得で注意喚起 新型コロナやRuby関連事業など
島根県が過去に使用したドメインが、運用停止後にオークションサイトで売買されるなどして第三者に再取得されていることが分かった。
島根県は1月15日、県が過去に使用したドメインが、運用停止後にオークションサイトで売買されるなどして第三者に再取得されていることが分かったと発表した。各ドメインにリンクを張っているサイトの管理者に対して、リンクの削除を依頼している。
再取得されていることが分かったのは、「島根県新型コロナ対策認証店認証制度」(shimane-ninsho.jp)、「スモウルビー・プログラミング甲子園開催事業」(smalruby-koshien.jp)、「しまねものづくり人材育成支援 Navi」(shimane-monodukuri.jp)の3ドメイン。
「スモウルビー」とは、島根県松江市を中心に活動する「NPO法人Rubyプログラミング少年団」が開発しているOSS。「スモウルビー・プログラミング甲子園」は、スモウルビーを使った小中学生向けプログラミング競技会として2016年から21年まで開催されていた。
各サイトに関連する事業は既に終了しており、ドメインを使ったサイトは県と無関係だとして注意を呼び掛けている。島根県は2023年10月にも、「Go To Eatキャンペーンしまね」(gotoeat-shimane.jp)など3ドメインの再取得について注意喚起していた(PDF)。
関連記事
- 岡山県「過去に使ったドメインを第三者に再取得された」 管理者にリンク削除を要請
岡山県は、過去に使っていた5つのドメインが、オークションなどを通じて第三者に再取得されたと公表した。 - 「ドコモ口座」のドメイン、ドコモが取り戻す 出品の経緯をGMO含め聞いた
2021年に終了した、NTTドコモのウォレットサービス「ドコモ口座」のドメイン「docomokouza.jp」が、「お名前ドットコム」にて出品されていた件について、ドコモは原因を「社内管理の不手際」と説明した。加えて、出品されていたドメインはドコモが取り戻しており、現在同社の管理下にあることも明かした。 - 「ドコモ口座」のドメインが第三者から購入可能な状態に 「本当にヤバい」「悪用される」と話題に
過去に不正送金で問題となり、2021年にサービス終了したNTTドコモのウォレットサービス「ドコモ口座」のドメイン「docomokouza.jp」が売りに出されていると話題だ。すでに終了したとはいえ、今も金融機関などリンクが掲載されたままのところも多く、第三者の手に渡るリスクを危惧する声が相次いでいる。 - 経産省「コンテンツ緊急電子化事業」偽サイトに注意 事業終了後、第三者が「.jp」ドメイン取得 ウイルス感染のおそれ
経産省「コンテンツ緊急電子化事業」偽サイトに注意。2014年に閉鎖した「.jp」ドメインのサイトだが、事業終了後、第三者がドメインを取得したようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.