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人工衛星「EYE」から地球を撮影してみた 思わぬ写真が撮れた(2/3 ページ)

一般の人でも人工衛星「EYE」のカメラを使って宇宙から見た地球や遠い宇宙の写真を撮影できる。そんな夢のあるプロジェクトがついに始まった。

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 撮影できない、撮影しづらいものは他にもある。EYEのカメラは常に太陽の反対側を向いているため(理由は後述)、日の出や日の入りは撮影できない。

 また地球の夜側にいるときはカメラは宇宙を向いているので、地上の夜景は撮れない。日食や月食、月と地球の同時撮影なども撮影機会が限定されすぎて難しい。昼の地球と星を同時に映すのも露出が異なるので1枚では難しい。

 逆に撮影しやすいのは、明るい物、適切な露出が予想できるもの、雲が気にならない風景、広角側での撮影。このあたりのコツはナビゲーターがしっかり教えてくれるはずだ。

雲が少ない時なら日本もちゃんと撮れる(以下、出典はソニー)

ヒマラヤ山脈。雲がなければこんなにくっきりと写る

アラル海。雲がなければ…以下略

バハマ周辺。カリブ海が美しい

オリオン座と地球の大気。露出は異なっても、このくらいの比率なら一緒に撮れそうだ

撮影の難易度。明るい物、、適切な露出が予想できるもの、雲が気にならない風景、広角側での撮影がオススメ

EYEの受難と復活

 なぜEYEは常に太陽を背にしているのか。EYEが撮影した写真は全部ダウンロードできないのか。こうした疑問に対しては、EYEの状況を説明する必要がありそうだ。

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