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GoogleのAI「Bard」、日本語で「Gemini Pro」と「G」ボタン対応 英語なら描画も可能に

Googleは生成AIチャット「Bard」の2024年最初のアップデートを発表した。「PaLM 2」ベースから「Gemini Pro」ベースになり、日本語でも回答の再確認が可能になり、英語で画像を生成可能になった。

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 米Googleは2月1日(現地時間)、生成AIチャット「Bard」に関して、生成AIモデル「Gemini Pro」対応など、複数のアップデートを発表した。

「Gemini Pro」対応

 Bardはこれまで、同社のLLM「PaLM 2」ベースだったが、昨年12月に英語版のみ新モデルのGemini Proベースになっていた。今回のアップデートで、日本語を含む40以上の言語でGemini Proに切り替わった。

 これにより、「より高度な理解、推論、要約、コーディング能力」を発揮するとしている。

回答の再確認ボタンが日本語でも利用可能に

 英語では昨年9月から利用できていた回答の再確認ボタンが、日本語を含む40以上の言語で利用可能になった。

 gemini 1
再確認ボタン

 利用可能になるとBardの回答の下に並ぶボタンにGoogleロゴが追加され、これをクリック(タップ)すると、回答の根拠になっているリンクが提示できる部分は緑に、提示できない場合はオレンジに表示される。

 gemini 2
再確認で緑で表示された部分は根拠のリンクを確認できる

英語で画像生成が可能に(Imagen 2採用)

 英語のテキストプロンプトで画像を生成できるようになった。Googleが昨年12月に発表した画像生成AIモデル「Imagen 2」を採用している。

 Imagen 2は、Google Cloud上の有料のML(機械学習)プラットフォーム「Vertex AI」で提供しているものだが、Bardでの画像生成は無料で使える。なお、同様の機能はSGE(Search Generative Experience)では昨年10月から使えている

 Bardで生成する画像にも、Google DeepMindの電子透かし「SynthID」が埋め込まれ、画像がAIで生成したものであることが分かるようになっている。

 imagen 2
「朝焼けが美しい海辺の砂浜を疾駆するユニコーンの絵を描いてください」と英語プロンプトで入力した生成結果

 Googleは同日、この発表とは別に、Imagen 2ベースの新しい画像生成ツール「ImageFX」も発表した。

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