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GoogleマップにもLLM採用のアドバイス機能(まずは米国から)
Googleは、GoogleマップにLLM(大規模言語モデル)採用の対話型検索機能のテストを米国で開始すると発表した。提案にフォローアップの質問をすることで会話しながらアドバイスを受けられる。
米Googleは2月1日(現地時間)、「Googleマップ」で「生成AIを使って場所を発見する新しい方法」を発表した。まずは米国でテストを開始する。
探している内容を言うだけで、LLM(大規模言語モデル)が2億5000万件以上の場所に関するマップの詳細情報と3億人以上のローカルガイドからの投稿データを分析し、提案するという。
行きたい場所についてテキストを入力すると、候補地のマップや写真、レビューが提示される。フォローアップの質問をすることで条件を追加したり、関連する新たな候補地を尋ねたりすることもできる。
例えば、旅先のサンフランシスコで骨董品を扱う店を探したい場合、「サンフランシスコのヴィンテージな雰囲気のある場所」などと入力すると、候補になるショップがいくつか提示される。続けて「ランチにいい場所は?」などと尋ねると、提示したショップの近くで、かつレトロな感じのレストランをお勧めしてくる。
Googleは、「これはマップを生成AIで強化する取り組みのほんの始まりにすぎない」としている。
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