Microsoftが「Xboxの将来についてのイベント」開催を予告 ゲームの独占緩和か
MicrosoftのXbox統括責任者、フィル・スペンサー氏が、来週Xboxについてのイベントを開催するとXにポストした。ここ数週間、Xbox独占ゲームがPS5などに提供されるのではないかとの噂が高まっている。
米MicrosoftでXbox統括責任者を務めるフィル・スペンサー氏は2月5日(現地時間)、来週Xboxのビジネスについてのイベントを開催するとXにポストした。
「皆さんの声は届いています。来週にビジネスアップデートイベントを計画しており、Xboxの将来に関するビジョンについての詳細を発表するのを楽しみにしています。乞うご期待」という。
過去数週間、Microsoftが「Starfield」や間もなくリリース予定の「Indiana Jones and the Great Circle」(日本では「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」)など、傘下のスタジオが制作するXbox独占ゲームを、ソニーのPlayStationや任天堂のSwitchなど、他のプラットフォームに移植するのではないかという噂が広まっていた。
スペンサー氏が予告したイベントでは、この噂に関するものになる可能性が高い。
本稿執筆現在、「インディ・ジョーンズ/大いなる円環」の公式サイトでは対応プラットフォームはXbox、Windows、Steamのみになっている。
Microsoftは2022年1月に発表した米Activision Blizzardの買収を各国独禁法当局に承認させるため、ソニーや任天堂のプラットフォームに「コール オブ デューティ」を提供する契約を結んでいる。この買収は2023年10月に完了したが、米連邦取引委員会(FTC)はまだ承認していない。
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