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Mozillaのミッチェル氏、CEOを退任し会長に 「AIの未来はMozillaにとってのチャンス」
Mozilla Corporationで2020年からCEOを兼任してきたミッチェル・ベイカー会長が会長に専念すると発表した。後任は3年前に取締役に就任したローラ・チェンバース氏。AIの未来を手に入れるために誰もが争う地殻変動はMozillaにとってチャンスだとチェンバース氏。
米Mozilla Corporationは4月8日(現地時間)、2020年からCEOを務めてきたミッチェル・ベイカー会長がCEOを退任し、会長としての仕事に専念すると発表した。
後任は、3年前に同社の取締役として参加したローラ・チェンバース氏。米PayPal、米eBay、米Airbnbでマーケティングやサービス担当幹部を歴任し、直近には女性向けテクノロジー企業米Willow InnoationsのCEOを務めていた。
ベイカー氏は発表文で、「熟慮を重ねた結果、CEOの職から、私が長年にわたって大きな情熱を持って務めてきた会長の職に戻ることにした」と語った。ベイカー氏は2003年に同社の会長に就任した。「以前と同様、CEOと経営陣のサポートに戻る」という。
「AIの未来を手に入れるために誰もが争う中、地殻変動が進行中だ。これはMozillaにとってチャンスであり、より良い未来を築くことが不可欠だ」(ベイカー氏)
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