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MozillaのCEOにまたミッチェル・ベイカー氏が就任「この危機を乗り越えて未来へ」
Mozilla Corporationの正式CEOに、Mozilla Foundationのミッチェル・ベイカー会長が就任した。昨年8月のクリス・ベアード氏の退任以来、内外で候補を探してきたが、ベイカー氏がMozillaの正しいリーダーであるという結論に達したとしている。
米Mozilla Corporationは4月8日(現地時間)、昨年12月から暫定CEOを務めてきたミッチェル・ベイカー会長を正式CEOに指名したと発表した。同社は昨年8月にクリス・ベアード氏がCEOを退任してから内外で後任を探してきたが、ベイカー氏が「Mozillaの正しいリーダーであるという結論に達した」としている。
Mozillaは発表文でベイカー氏の「オープンで誠実なリーダーシップスタイルは、Mozillians(Mozillaの従業員)が職場と家庭で新型コロナウイルス感染症による不確実性を乗り越えるのを助ける」と語った。
ベイカー氏は1999年にMozilla Foundation入りし、2003年に会長に就任した。2005年のMozilla Corporationの立ち上げで同社のCEOにも就任し、その後ゲイリー・コバックス氏、ダン・アイク氏、クリス・ベアード氏がCEOを務めてきた。
ベイカー氏は公式ブログで、「これからやるべきことが山積している。それは現在と未来にとって重要で、意義のある仕事だ。(中略)この危機的な状況でMozillaを率いる役割を担い、未来に向かうことを光栄に思う」と語った。
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