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東京都がスタートアップの支援拠点を開設 現地は若者で賑わい 実際に行ってみた【写真あり】
東京都が、千代田区にスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」をオープンした。起業を目指す若者がたまり場にできるスペースなどを備える。2023年11月にプレオープンしており、イベントがある日に開いていたが、2月15日からは毎日開放する。
東京都は2月14日、千代田区にスタートアップ支援拠点「Tokyo Innovation Base」(東京都千代田区丸の内3-8-3)をオープンした。2023年11月にプレオープンしており、イベントがある日に開いていたが、15日からは毎日開放する。14日に開催したメディア向け内覧会には、東京都の宮坂学副知事も参加。「東京だけでなく、日本と海外をつなぐ情報の交差点になれば」とコメントした。
支援拠点は東京メトロ有楽町線有楽町駅からすぐの場所に位置する。主に(1)立ち寄った起業志望者や学生同士がコミュニケーションできるエリア、(2)ピッチイベントなどを実施できるイベントスペース、(3)スタートアップが手掛ける商品の展示スペース、(4)スタートアップ支援を手掛ける組織とスタートアップがコミュニケーションできるエリア──で構成される。東京都民に限らず、学生などは自由に利用できる。
スタートアップ関係者が集まるイベントスペースとしての機能も引き続き提供する。日本のスタートアップ関係者だけでなく、フランスなど海外の関係者を集めるイベントを実施するといい、国内外を問わないコミュニケーションの場を目指すという。2月時点では整備が済んでいないものの、5月をめどにフロアを拡張し、新たに商品を試験販売するスペースなども設ける方針だ。
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