ゲオホールディングス傘下のエイシス(東京都千代田区)は2月15日、二次元コンテンツのダウンロード販売サービス「DLsite」内に「AI生成フロア」を新設すると発表した。既存フロアとは分離された独立フロアとする。
AI生成フロアは「近日中」に公開予定。漫画、CG、イラスト形式を含むAI生成作品をこのフロアに一律集約し、取り扱いを再開する。女性向け作品やスマホゲーム作品は当初対象になっていないが、「準備が整い次第、AI生成フロアに移行」するという。
AI生成画像をめぐっては、既存ユーザーの反発などを受け、2023年春にピクシブの「pixivFANBOX」や虎の穴「Fantia」など複数のプラットフォームが相次いで取り扱いを停止。収益化の手段は限定されていた。
DLsiteも同年5月12日、「画像生成AI技術の急激な発展に対し、対策やガイドライン・ポリシーの整備が追いつかなくなってきている」として取り扱いを一時停止。ただし、ノベルなどAI依存度が低い作品については取り扱いを継続し、「今後、生成AI技術やそれらを取り巻くコミュニティーの状況に応じて対応の見直しを行う」としていた。
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