「pixivFANBOX」など相次いでAI画像禁止 そのビジネス的な背景を考える:NEWS Weekly Top10
アクセス3位は、イラストなどを公開・共有できるプラットフォーム「pixiv」ユーザーの間で、生成AIに対する運営側の対応に不満を覚えた一部のユーザーが、掲載イラストを非公開にし始めた、という記事だ。
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2023年5月6日〜5月12日先週のアクセストップは、「Pixel 7a」のレビューだ。筆者は「Pixel 5a」と「iPhone 14」を使っており、後者がメインなのだが、レビューを読んで7aが欲しくなった。何より、高機能な最新端末が6万2700円という価格が驚きだ(廉価版とはいえ)。最新のiPhoneシリーズ(iPhone 14/約12万円〜)のほぼ半額。というかiPhoneが高すぎてつらい。次のメイン機買い換えの時はPixelかもなあ……。
アクセス3位は、イラストなどを公開・共有できるプラットフォーム「pixiv」ユーザーの間で、生成AIに対する運営側の対応に不満を覚えた一部のユーザーが、掲載イラストを非公開にし始めた、という記事だ。運営するピクシブ社は、この後、クリエイターを有償で支援できるサービス「pixivFANBOX」で、AI生成作品の扱いを当面禁止すると発表した。
すると、虎の穴が運営する「Fantia」や、エイシスの「DLsite」も、AIを使ったイラスト・漫画作品の販売などを停止すると相次いで発表。国内プラットフォームが一斉に、AI生成イラストの収益化サービスを停止する事態になった。
AIイラスト生成への感じ方は、クリエイターによってさまざまだ。可能性を見い出し利用を試みる人もいれば、反発を表明する人もいる。pixivなどのプラットフォームでは、大量のAI生成作品が投稿され、既存のイラストが埋もれてしまうなどの問題も起き、既存ユーザーの反発は強かったようだ。
各社はAI生成作品の販売一時停止について「既存のクリエイターに配慮した」などと説明しているが、Twitterをみると、「ビジネス的な背景もあるのではないか」と推測している人が何人かいた。
「AI作品は大量に生成・投稿され、データ量も大きいため、手描き作品と比べてサーバに負担をかけ、コストがかる」「大手が一社禁止すると、締め出されたユーザーが別のプラットフォームに移行・集中してしまって、そちらに負担が移るので、各社ともそろって禁止を発表したのでは」という見方だ。
なるほど。各社が一斉に禁止した背後には、ユーザーの心情への配慮だけでなく、シビアなそろばん勘定があったのかもしれない。サーバを圧迫し、コストばかり増大する上に、既存のロイヤルユーザーから反発を買っているというならば、やめる判断をするのは自然だ。
一方で、“新勢力”も現れている。AIイラスト専門の投稿サイト「chichi-pui」(ちちぷい)だ。ちちぷいは、クリエイターを有償で支援する機能を提供する計画をTwitterで発表。これが、各社のプラットフォームを追われたAIクリエイターたちの受け皿になるかもしれない。
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