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「OM SYSTEM」ロゴを冠した新フラグシップ「OM-1 Mark II」登場 ただのマイチェンではなかった荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

OMデジタルソリューションズから「OM-1」の後継機、「OM SYSTEM OM-1 Mark II」が、2月23日に発売された。OM-1の発売が2022年3月なので、約2年。フラッグシップ機としては早いリニューアルだ。

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 木に止まってる小鳥だと手前に枝や花がかぶるので難しいが、水鳥だとそんなこともなくて超強力である。


OKボタンを押すと出てくるメニュー画面。ここでたいていの設定をチェック&変更できる(画面が16:9になるのはHDMI出力したファインダー画像をキャプチャしたため。ファインダーの縦横比とは異なる)

毛繕いしながら水面をたゆたってるキンクロハジロを撮影。目が金色で頭が黒くて嘴が白いのでキンクロハジロ(100-400mm 400mm 1/2000秒 F6.3 ISO4000)

 シャッタースピードを上げたためISO4000になったがこのくらいなら気にならない。

 マイクロフォーサーズ機としては高感度にも強いので積極的にシャッタースピードを上げていいかと思う。ISO感度は最高でISO102400まで上げられる。実使用的にはISO12800くらいでおさえておくのがいいかな。

 シャッタースピードはメカシャッターで1/8000秒、電子シャッターで1/32000秒が最速だ。

 1/32000秒+ISO16000で撮ったカットもどうぞ。ありがちな作例だけど。


1/32000秒に上げて撮影した人工の滝。高速シャッターで水を止めてみた。ISO16000まで上がったがけっこうイケてる(12-40mm 40mm 1/32000秒 F2.8 ISO16000)

 AI被写体検出は他にも電車や飛行機など全部で6種類ある。常用ズームレンズとして最強といわれる「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」で駅を駆け抜ける特急を追ってみた。


12-100mmで駆け抜ける特急を。ハイコントラストな構図になったがけっこうがんばってくれた(12-100mm 100mm 1/400秒 F4.0 ISO200)

 もう一つ、基本性能で特筆すべきは手ブレ補正だろう。昔からボディ内手ブレ補正が強力だったが、今回は約8.5段分の補正だという。

 少なくとも1秒くらいなら余裕で手持ち撮影が可能だ。


光源をきれいに処理したくてF8に絞って手持ち撮影。1秒くらいなら余裕。4秒以上になるとちょっと気を使うかな(12-100mm 12mm 1.3秒 F8.0 ISO800)

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