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「OM SYSTEM」ロゴを冠した新フラグシップ「OM-1 Mark II」登場 ただのマイチェンではなかった荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/7 ページ)

OMデジタルソリューションズから「OM-1」の後継機、「OM SYSTEM OM-1 Mark II」が、2月23日に発売された。OM-1の発売が2022年3月なので、約2年。フラッグシップ機としては早いリニューアルだ。

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新機能「ライブGND」とは

 OM-1シリーズの特徴として「コンピュテーショナル撮影」と銘打たれた機能群がある。


メニューの「コンピュテーショナル撮影」を見ると、6つも用意されている。どれも電子シャッターで複数枚撮影して合成するデジタルならではの画作りだ

 メニューの「コンピュテーショナル撮影」にあるのはハイレゾショット/ライブND撮影/ライブGND撮影/深度合成撮影/HDR撮影/多重露出撮影の6つ。さらにバルブポジションにあるライブコンポジット(比較明合成)やライブタイムもそうだ。

 この中で今回新搭載されたのが「ライブGND」。GNDはグラデーションNDの略で、構図を2分割して片方にNDフィルタをかけるという機能だ。


NDフィルターの段数、ND部分と通常撮影の境界のグラデーションなどを指定できる

GNDの境界は自由に設定できる。これは、斜めのラインの上側に8段のNDフィルタをかけている。(画面が16:9なのはHDMI出力したファインダー画像をキャプチャしたため。ファインダーの縦横比とは異なる)

 明暗差が激しい構図(逆光の風景など)で空にだけライブGNDをかけると効果が分かりやすい。2つ並べたうち、上がライブGND使用、下が通常の撮影だ。


上がライブGND使用のカット。白いもわっとした玉がいくつも写っているのはレンズに埃が付いていたからです。申し訳ない

 続いて日没の瞬間をライブGNDで撮ってみた。ほぼ上半分にNDフィルタをかけてある。


ライブGNDで日没の瞬間を撮影。通常の撮影だと手前側が真っ黒につぶれるか太陽の周辺がもっと白トビする(12-100mm 100mm 1/125秒 F8 ISO200)

 もう一つ、ハイレゾモードも試してみた。

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