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マツダと米Unity、ユーザーインタフェース開発で提携 新GUIは2025〜27年以降の車種で導入へ
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは3月7日、マツダとコックピットHMI(自動車の運転席周りの空間におけるインターフェース)におけるGUIの開発でパートナーシップ契約を締結したと発表した。
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは3月7日、マツダとコックピットHMI(自動車の運転席周りの空間におけるインタフェース)におけるGUIの開発でパートナーシップ契約を締結したと発表した。
Unityが持つ、リアルタイム3D技術やハードウェアへの実装ナレッジを元に、車載OSへの実装を含めて、マツダのGUI開発を支援する。GUI開発にUnityを用いることで、デザインや設計など自動車開発で利用するデジタルツールとの連携を実現し、手戻りを減らすことで作業効率向上を目指すという。
Unity Editorで作成したアプリケーションを、Unity Runtimeを使って車載機器に組み込むことで、安定かつ高機能なGUIを実現。CG表現のみならず、対話型AIや広告配信技術の活用により、将来の車室空間の価値創造を加速させるとしている。
開発するGUIは「2030経営方針」にもとづき、Phase2と定める2025〜27年以降に導入予定のモデルに搭載される見込み。
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