検索
連載

小さくて軽くてかわいいから正義──レトロ画質も楽しいトイデジカメ「Pieni M」荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)

「CP+ 2024」会場で見つけたトイカメラ。なんと小さくてかわいいのに液晶モニターが付いているじゃないか。これで遊んでみたい、と、さっそく借りてみたのである。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 今までのはどうだった? というと、モニターもファインダーもなかったのである。その分もっと小さかった。


向かって左がPieni II。右が新しいPieni M。ほんのちょっとボディが大きくなった(手にしてみるとほぼ誤算なんだけど)

裏面。向かって左がモニター付きのPieni M。右がモニターなしのPieni II。

 ぱっと見ると、クラシックさではモニターなしの方がそれっぽいのし光学ファインダーがついてるじゃん、と思うかもしれないが……覗いてみると分かるけど、ほぼファインダーの仕事はしません。

 単に穴が空いているだけならまだいいのですが、中の透明な樹脂がじゃまをして対象物がちゃんと見えないのです。


PIeni IIのファインダーギミックを覗くとこんななのです。思い切り歪んでるのでほぼ役に立たないのだった。

 CP+ 2024で尋ねたら「何がどう写っているか分からないのがいいんですよ」と。

 わははは。なるほど。いつもの感じで頭の中で構図を考えて撮ると、それがずれてたりして、これはいっそ考えないで感じるままに撮るべきなんだなと。


Pieni IIで撮った1枚。思いきり構図がずれてて面白い。

 で、今回のPieni Mは「モニターが付いていて構図を確認できるのが画期的」なのだ。

 というわけでここからはPieni Mの話。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る