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コラム

鉛筆描きの漫画をWeb連載──「キャプテン翼」の新たな挑戦は“原点回帰”(2/2 ページ)

「キャプテン翼」の連載終了とともに発表された「ネーム形式」による新連載。どういうものになるのか。

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「ネーム形式」のサンプルとして公開された高橋陽一さんのネーム ©高橋陽一/集英社

 ネーム形式なら一般的な漫画に比べれば執筆の工数は大きく減らせる。高橋さんも執筆ペースは上がるとしている。

 さらに雑誌のページ数や原稿サイズなどにも縛られず、「より自由な表現方法で皆さんにエンターテインメントをお届けできるのではないか」とも書いている。これまでも“見開き”という紙の雑誌の特性を生かした大胆な表現を多用してきた高橋さんだけに、ファンの期待も高まりそうだ。

 新しいWebサイト「キャプテン翼WORLD」は、まずティーザーサイト(予告サイト)として4日にオープンする。サイトを運営する集英社によると、閲覧は「無料」。夏の本オープンに先駆け、「キャプテン翼ライジングサンFINALS」の第1話27ページを公開するという。夏以降は週刊連載として掲載していく。

 高橋さんはメッセージの最後に自身の原点に触れた。「思えば僕の漫画の原点は、小学生高学年の時に見よう見まねで真っ白いノートに鉛筆描きでオリジナルの漫画を描き始めたことでした。できあがったものは弟や近所や学校の友達にも見せて回っていました。それが僕の漫画家としての出発点でした」「その時と同じことを今、僕は始めようとしています。鉛筆書きの漫画連載です」。

 ノートに鉛筆で描くようなWeb漫画連載。キャプテン翼は、そんな懐かしくも新しいコンテンツとして続く。


高橋陽一さんのコメント全文
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