ファイル共有ソフト「Winny」を巡り、開発者の金子勇さんが著作権法違反ほう助容疑で逮捕・起訴された"Winny事件”を題材にした映画「Winny」が、4月3日からAmazonプライムビデオの見放題コンテンツに登場した。
脚本と監督は松本優作さん。金子勇さん役を俳優の東出昌大さん、サイバー犯罪に詳しい弁護士、壇俊光さん役を三浦貴大さんが務めた。金子さんと弁護士が無罪を勝ち取るまでの7年間の軌跡を追う。
2023年3月に劇場公開。興行成績はふるわなかったが、後に再評価される日本発の技術を扱ったことや、映画制作の起点となったのがクラウドファンディングだったこと、配給をKDDIが担当したことでも注目を集めた。
映画タイトルの「Winny」は2004年に登場したファイル共有ソフト。技術的には革新的だったが、映画や音楽の違法アップロードが横行して社会問題となり、金子さんは著作権法違反ほう助容疑で2004年に逮捕・起訴された。11年に最高裁で無罪が確定したものの、金子さんは2年後に42歳という若さで亡くなっている。
関連記事
- 今に生きる「Winny」の技術 総務省も採択、天才プログラマー・金子勇さんが遺したもの
ファイル共有ソフト「Winny」開発者・金子勇さんの逮捕によって、日本のP2P技術は大きく後れを取ったと言われている。だが、そう悔やんで終わらせて、本当にいいのだろうか。実は、Winnyの血を受け継いだ技術が災害対策やスマート工場などに適用され始めている。 - “Winny事件”題材の映画「Winny」、3月10日公開 開発者・金子勇さん役は東出昌大さん
ファイル共有ソフト「Winny」を巡り、開発者・金子勇さんが著作権法違反ほう助容疑で逮捕・起訴された"Winny事件”を題材にした映画「Winny」の公開が2023年3月10日に決まった。 - 鉛筆描きの漫画をWeb連載──「キャプテン翼」の新たな挑戦は“原点回帰”
「キャプテン翼」の連載終了とともに発表された「ネーム形式」による新連載。どういうものになるのか。 - 「ルール守れない人は乗らないで」 LUUPが啓発活動 春の全国交通安全運動を前に
Luupは2日、「春の全国交通安全運動」を前に、交通ルールやマナーの啓発活動を実施すると発表した。これまでより強い調子のメッセージを打ち出す。 - 「頭なんて飾りです」「実はジオン好き」──エンジニアの本音も飛び出した“動くガンダム”最終起動実験
横浜・山下ふ頭の“動く実物大ガンダム”が3月31日、フィナーレを迎えた。最後のイベントは生配信され、6万4000人以上が見届けた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.