新会社「ソニーサーモテクノロジー」始動 “着るエアコン”事業を拡充へ
ソニーは8日、新会社・ソニーサーモテクノロジーが1日付で事業を始めたと発表した。社内のスタートアップ支援プログラムから生まれた「REON POCKET」事業を独立させた。
ソニーは4月8日、新会社・ソニーサーモテクノロジーが1日付で事業を始めたと発表した。社内のスタートアップ支援プログラムから生まれた「REON POCKET(レオンポケット)」事業を独立させた。
新会社の社長には、REON POCKETのハードウェア設計を担当してきた伊藤健二さんが就任した。8日からは法人向けIoTクラウドサービス「REON BIZ(レオンビズ)」も提供する。
REON POCKETは、ペルチェ素子を使った冷温デバイスを下着に装着することで、外出時も涼しく/温かく過ごせるデバイス。ソニー社内のスタートアップ創出を支援するSony Startup Acceleration Program(SSAP)のオーディションから生まれた。
商品は猛暑が続いた2019年にクラウドファンディングで登場し、“着るエアコン”として大きな注目を集めた。その後、市販して数度のアップデートを経た他、女性向けコネクテッドサービス「REON WIZ(レオンウィズ)」なども展開してきたが、さらなる拡充を目指して23年10月に新会社を設立した。
SSAPでは、これにも知育玩具「toio」やスマートウォッチ「wena wrist」などを送り出してきた。ソニーグループでStartup Acceleration部門を担当する小田島伸至部門長は、「SSAPから生まれたREON事業が新会社を設立し、この度、事業開始したことをうれしく思う。SSAPは、最適な開発環境と伴走支援を提供することで、チームのクリエイティビティと能力を最大限に引き出し、スピーディかつ効率的な事業の立ち上げを実現した」としている。
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