復活した「ポラロイド」の新製品、アナログだけどイマドキだった 専用アプリでエモい写真をシェア:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/4 ページ)
あの「ポラロイド」が日本で再度復活を果たす瞬間を見てきた。2023年秋に欧米で発売されたPolaroidのフラッグシップモデル「I-2」の日本での発売が発表されたのだ。
専用アプリで撮った写真のスキャンができる
このように豊富な撮影モードを持ったI-2は、カメラとしては完全にアナログなのだが、実はBluetoothでスマホとつながるようになっており、専用のアプリも用意されている。デジタルとの融合もなされているのである。
専用のアプリ「Poraroid Originals」を使うと、カメラのコントロールや撮影した写真をスキャンしてアルバムにすることができる。
今回、タッチ&トライで撮影した写真をスキャンしてみた。
撮った写真は唯一無二のものだが、アプリで撮影してシェアしたり記録しておけるのは非常にイマドキだ。
まずは「クラウンドファンディング」から
I-2の販売は、まず「クラウドファンディング」で行う。扱うのは「GREEN FUNDING」で、4月24日からプロジェクト支援の募集が始まる予定だ(プロジェクトページ)。
その後は店頭での一般販売や、Polaroid社の他のカメラの取り扱いも計画しているという。
撮ってみないと仕上がりが分からない、うまくいけばすごく印象的なアナログならではの写真が仕上がる、しかも複製も連写もできないのでその瞬間を捉えた1枚きりの写真である、という独特の個性を持つポラロイドのカメラはデジタルカメラとも35mmフィルムを使ったカメラとも違う独特の個性を持っており、その魅力にとりつかれた人は昔から多い。
フィルムカメラ時代を知っている世代には懐かしいカメラの復活として、デジタル以降しか知らない世代には新鮮でアーティスティックな写真を撮れるカメラとして注目である。
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