4万円を切ったXiaomiの「34インチ曲面ゲーミングモニター」がビジネス用途にも使えそうな件(5/5 ページ)
今回取り上げるのは、「Xiaomi 曲面ゲーミングモニター G34WQi」です。リフレッシュレート180Hzを誇るゲーム用ディスプレイなのですが、3万9800円というチャレンジングな値付けをしてきました。
- 今後、PCディスプレイではこれまでよりも幅の広さが求められることが予想できる
- 16:9のディスプレイで幅を求めると必要以上に画面サイズが大きくなってしまい、置き場だけではなく、目線の運用的にも厳しくなってしまう
- そこで21:9のディスプレイが求められるが、フラットディスプレイだと左右を見るのが大変
- 21:9の大きな湾曲ディスプレイなら1台でまかなえる
一応、こんな感じになるのですが、整理したところでどうしても不安になるのが、自分は湾曲ディスプレイに慣れるのだろうか? という部分でしょう。こればっかりは、一度自分の環境でしばらく試さないと分かりません。
そうなると、G34WQiの価格は、ものすごい優位性となってきます。解像度や画質では4Kディスプレイに劣ると思いますし、G34WQiより優れた湾曲ディスプレイも存在しますが、そういったディスプレイはそれなりのお値段です。湾曲ディスプレイを使ってみたい、でも不安もあるという人が、高価な製品を買うのはリスクが大きいです。
さらに、せっかく湾曲ディスプレイを試すのであれば、今時は34インチ程度は必要です。繰り返しますが、画面比率の問題で、16:9の27インチと21:9の32インチだと、16:9の27インチの方が縦は約1.5cm高いのです。せっかく新しいディスプレイ買ったのに縦方向は小さくなるのって、いやですよね。
そしておそろしいことに、G34WQiの価格は、他社なら27インチ曲面ゲーミングモニターの価格です。まさに、ビジネス用途で湾曲ディスプレイが使えるかどうかを試すにはもってこいの製品といえます。
普段は16:9の32インチ4Kディスプレイを使っているのですが、G34WQiの試用を始めて短期間のうちにすっかりこのモニターに慣れてしまい、周辺機器の配置なども合わせ始めた私がここにいます。この製品が発表された時、私は「スペックと価格の設定がうまいな」と感じたのですが、それは間違いではなかったようです。
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