Airbnb、フェラーリ博物館やセレブの自宅など「アイコニック」な宿泊プラン
Airbnbは、新たな宿泊カテゴリー「アイコニック」を発表した。映画に登場した邸宅や美術館、セレブの自宅などに泊まれる。申し込みは抽選で、多くのプランは無料だ。
米Airbnbは5月1日(現地時間)、新たな宿泊カテゴリー「Icons」(日本では「アイコニック」)を発表した。フェラーリ博物館に新設した特別室や映画「カールじいさんの空飛ぶ家」を再現した空中に浮かぶ家などに宿泊できる。日本からもリクエスト可能だ。
アイコニックにはアプリの専用タブから申し込む。期間限定で抽選になっており、当選すると「ゴールデンチケット」を獲得できる。
宿泊が無料のものや100ドル程度かかるものもある。例えばX-Men '97のX-Mansionをモチーフにした邸宅への宿泊は1人当たり1万5078円だ。
ブライアン・チェスキーCEOは「アイコニックは、これまで想像の中にしか存在しなかった世界にあなたを連れて行ってくれる。生活がますますデジタル化する中、私たちは現実世界にさらに多くの魔法をもたらすことに重点を置いており、地球上で最も特別な体験を作り出した」と語った。
第1弾として、上記に紹介したものの他、コメディアンのケヴィン・ハートと過ごす1夜、オルセー美術館の時計室での宿泊、ラッパーのドージャ・キャットのリビングでのパフォーマンス、プリンスの「パープル・レイン」の邸宅、人気TikTokerでゲーマーのカビー・ラメとゲーム三昧の夜、アーティストのフェイドのツアーに参加するプラン、ボリウッドスターのジャンヴィ・カプールがもてなすカブールの邸宅泊、映画「インサイドヘッド」の感情コントロールセンターを模した部屋での1泊などのプランが用意されている。
同社はまた、グループ旅行向けの新機能も発表した。ウィッシュリストの共有や、ホストへのメッセージの共有などが可能になる。
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