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Airbnb、ウクライナ難民10万人に無料短期宿を提供する計画
Airbnbは、ロシアの侵攻からのウクライナの難民に無料で宿を提供すると発表した。目標は10万人。近隣諸国のホストに協力を呼び掛けた。
米民泊大手のAirbnbと同社が運営する非営利団体Airbnb.orgは2月28日(現地時間)、ロシアの侵攻を受けて国外に逃れようとしているウクライナの難民10万人に無料短期宿泊を提供する計画を発表した。
ブライアン・チェスキーCEOは「この目標を達成するためには、ホストの皆さんの協力が必要です。ポーランド、ドイツ、ハンガリー、ルーマニアなど、ウクライナに近い国々のホストに特に協力を求めます」とツイートした。
同社は2020年にAirbnb.orgを立ち上げ、タリバンが政権を握ったアフガニスタンの難民2万人に無償で宿を提供した。
同社とAirbnb.orgは過去5年間で、シリア、ベネズエラ、アフガニスタンなどからの5万4000人以上の難民と亡命者に仮設住宅を提供してきた。
難民の滞在費はAirbnbが負担する他、Airbnb.orgの難民基金への寄付も投入する。チェスキー氏は、「宿泊場所を提供できなくてもサポートしたい方は専用サイトから寄付できます」ともツイートした。
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