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Airbnb、アフガニスタン難民2万人に無償で宿を提供 世界のホストにさらなる協力も呼び掛け
Airbnbのブライアン・チェスキーCEOは、アフガニスタン難民2万人を世界の民泊で無償で受け入れるとツイート。コストはすべてAirbnbが負担する。Airbnb.orgを含むNGOなどとも協力していく。
米民泊大手Airbnbのブライアン・チェスキーCEOは8月24日(現地時間)、タリバンが政権を握ったアフガニスタンの難民2万人に無償で宿を提供するとツイートで発表した。
このプログラムはすぐに開始され、滞在費はAirbnbが全額負担する。「コストはAirbnbが負担するにしても、ホストの皆さんの厚情がなければこれは成り立たない」としてホストに協力を呼び掛けた。
「米国やその他の地域でのアフガニスタン難民の住まいの確保は、われわれの時代の最大の人道的危機の1つだ」とチェスキー氏。
Airbnbが2020年12月に立ち上げた非営利団体Airbnb.orgやその他のNGOと緊密に連携していくと同氏は語った。
Airbnbは2017年に、世界中の難民に無料で部屋を提供するホストコミュニティ「Open Homes Platform」を立ち上げた。
アフガニスタンでは政情不安などにより、220万人が難民になっている。その上、米軍撤退の発表でタリバンが20年ぶりに復権し、報復を恐れた多数の国民が亡命しようとしている。
「これが他のビジネスリーダーたちへの刺激になることを願っている。一刻を争う事態だ」(チェスキー氏)
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