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法人カード「UPSIDER」でメール誤送信 顧客102社の限度額が漏えい
法人カード「UPSIDER」を提供するUPSIDER(東京都港区)が、メールの誤送信により、顧客102社の限度額が漏えいしたと公式サイトで発表した。102社に対し、同じ102社の社名、単月の利用可能額、メールアドレスを記載したメールを誤って送ったという。
法人カード「UPSIDER」を提供するUPSIDER(東京都港区)は5月7日、メールの誤送信により、顧客102社の限度額が漏えいしたと公式サイトで発表した。102社に対し、同じ102社の社名、単月の限度額、メールアドレスを記載したメールを誤って送ったという。
誤送信があったのは2日午後5時半ごろ。原因については「与信枠の増加に関するオペレーションを自動化するためのフロー改善を進めており、手動オペレーションを一部変更した際に、作業ミスを防止するためのダブルチェックを行ったが、チェックの観点に漏れがあり、オペレーションミスが発生した」としている。
同社は2日の時点で、誤送信について公式Xアカウントで告知していた。しかし公式サイトでは案内しておらず、SNSでは「問題を軽視している」と批判する声もあった。
公式サイトで案内しなかった理由をUPSIDER社に聞いたところ、詳細の調査を進めていた他、同社にはコーポレートサイトがなく、サービスの公式サイトしか存在しなかったため、どこで発表するのが適切か検討する必要があり、公式サイトでの案内が遅れたとの回答があった。
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