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東武鉄道、「磁気乗車券」を全廃へ ただし「紙の切符がなくなるわけではない」
東武鉄道は「東武グループ中期経営計画 2024〜2027」で磁気乗車券を全廃する方針を明らかにした。ただし、「乗車券(紙のきっぷ)を無くすわけではない」という。
東武鉄道は「東武グループ中期経営計画 2024〜2027」で磁気乗車券を全廃する方針を明らかにした。ただし、硬券の記念乗車券や企画乗車券、旅行会社の発行する乗車券など磁気を使用しない切符もあるため、「乗車券(紙のきっぷ)を無くすわけではない」としている。
計画では、今後4年間を非鉄道事業の拡大とインバウンド需要に向けた新規事業育成の種まき期間と位置づけ、新規ホテル開発や東京スカイツリー展望台の大規模リニューアル検討などを進める。一方の鉄道事業では、37駅のホーム柵設置や車両への防犯カメラ設置など安全性の向上に加え、QR乗車券の導入による磁気乗車券の全廃を目指すとした。
QR乗車券は、スマートフォン画面などに表示したQRコードを自動改札機にかざして乗車する切符。改札機に磁気乗車券のような複雑な機構を必要とせず、オンラインサービスとの相性も良いため各社が導入を進めている。
現在、東武鉄道で使われている乗車券は、ICカードが約95%、磁気乗車券を含む「それ以外」が約5%。QR乗車券への移行により効率化を図り、その後は「QRコードを活用した“デジタル企画乗車券”の造成なども柔軟にできると考えている」という。導入時期については「順次お知らせする」。
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