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Canvaがいらすとやと連携 日本向けの機能強化
オンラインデザインツール「Canva」を手掛ける豪Canvaは、フリー素材サイト「いらすとや」やフォント大手のモリサワとの提携、小学校低学年の利用を想定した平仮名表示機能など、日本向けに強化した機能やコンテンツを発表した。
オンラインデザインツール「Canva」を手掛ける豪Canvaは5月24日、フリー素材サイト「いらすとや」やフォント大手・モリサワとの連携を発表した。Canva上からいらすとやのイラスト素材2万点以上が利用になった他、モリサワのフォント12種が使えるようになった。
モリサワのフォントは有料サブスクリプションや教育機関向けプランのユーザーに提供する。イラスト素材とフォントはともに商用利用が可能。さらに、モックアップ(ひな型)作成アプリ「Mockups」を日本語で利用可能にした。小学校低学年の利用を想定し、文字を平仮名で表示する機能も追加した。
日本において、Canvaはプレゼンテーションの作成やSNS用画像の作成に使われることが多く、今回の機能追加に至ったという。
Canva社は4月、日本の有名声優を起用したチュートリアル動画を公開するなど、日本向けの展開に力を入れている。
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