速報
X、アダルトと暴力コンテンツを条件付きで許可するポリシーをひっそり公開
Xは、アダルトコンテンツと暴力コンテンツの投稿に関するポリシーを5月に公開していた。これまで明確に禁止していなかったが、新たなポリシーでは条件付きで公開を許可している。
米Xは、アダルトコンテンツと暴力コンテンツの投稿に関する新たなポリシーを5月に公開していた。米TechCrunchが6月3日(現地時間)に報じた後、Xの公式アカウントがこれを認めた。
XはTwitter時代から、アダルトコンテンツを明確に禁止してはいなかった(Twitterが不適切と判断した画像を表示させようとすると警告する機能はある)。
あらたなポリシーでは、アダルトコンテンツと暴力コンテンツの投稿を条件付きで正式に許可した。
ラベルさえ貼っておけば、「合意のもとで製作され配信された成人の裸体または性的行動のコンテンツ」を投稿できる。社会問題にもなったテイラー・スウィフトの偽ヌード画像のように、本人の合意なく生成されたコンテンツは禁止される。
ポリシーには、「性的表現は、視覚表現か文章表現かにかかわらず、正当な芸術表現の一形態になり得ます」とある。「未成年や、閲覧を希望しない成人ユーザーに表示されるのを制限することで、この自由のバランスを取っています」。
なお、これらのコンテンツをプロフィール画像やバナー画像など、人目に触れる機会の多い場所に掲載することは禁止されている。
コンテンツの定義や公開の条件については、「記事リンク」のヘルプページを参照されたい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Xでのテイラー・スウィフト偽AI画像拡散について米連邦政府が懸念表明 Microsoftは「Designer」のフィルターを強化
テイラー・スウィフトの偽ヌード画像がXで拡散されたことについて、米連邦政府が懸念を表明した。Xは画像を削除し、「Taylor Swift」の検索結果を表示させないようにした。画像生成には「Microsoft Designer」が使われたと報じられている。MetaのザッカーバーグCEO、公聴会で自殺者の写真を掲げる傍聴人に直接謝罪
米連邦議会上院司法委員会が開催したSNSでの子供の安全に関する公聴会は4時間にわたった。傍聴席にはSNS関連で自殺した被害者の親が多数並び、MetaのザッカーバーグCEOは立ち上がって彼らに謝罪の言葉を述べた。Twitterで「北京」「上海」などを「最新」で検索すると妖しい投稿だらけに
Twitterで「北京」などを検索すると成人向けサービスへのリンクを含む投稿が大量に表示される。中国で「ゼロコロナ」政策への抗議運動が広がる中、関連情報を減らす工作とみられる。Twitterの元従業員はこうした工作には手動で対処してきたと語った。Twitter、同意のないヌードなどのコンテンツ投稿対策の詳細を説明
Twitterが、ポリシーで禁じている被写体の同意なく撮影されたコンテンツの投稿について、どのようなコンテンツが禁止対象で、どう措置するのかの説明を「ヘルプセンター」に追加した。モバイル版Twitterの隠れた新機能 “不適切な”画像がデフォルト非表示に
iOSおよびAndroidの最新公式Twitterアプリでは、ポルノ画像などの不適切なコンテンツが添付されたツイートを開くと告知が表示され、「表示する」をタップしないと画像や動画を表示できなくなった。